中村隆行ペーパークラフト展〜あのひ、あのとき〜

開催期間: 2019/7/20(土)〜9月8日(日)

 開館時間/平日 11:00−18:00  土日祝10:00ー18:00

<特別開館時間のお知らせ>

お盆期間中、下記の通り開館時間を延長いたします。

2019年8月13日(火)10:00〜18:00
2019年8月14日(水)10:00〜18:00
2019年8月15日(木)10:00〜18:00
2019年8月16日(金)10:00〜18:00

 入場料:500円(税込・高校生以下無料)

 場所:静岡ホビースクエア

〒422-8067 静岡市駿河区南町18-1 サウスポット静岡3F
お問合せ/ TEL 054-289-3033
ホテルセンチュリー静岡の西隣のビル「サウスポット静岡」の3階。 
静岡駅南口ロータリーに出て左前にある白い階段(エスカレーター、 エレベータ)から2階へ。そのまま左手のビルに入ると3階直通のエスカレーターが あります。南口駅から建物まで屋根があり、雨に濡れません。

=====お休みのお知らせ=====

 8月24日(土)は営業します!
かねてよりお休みとお伝えしておりましたが、会場が使用できることになり、営業することになりました!

■ 以下の日はペーパークラフト展をお休みします
  7/21(日)、8/4(日)、8/25(日)

ミニ四駆大会、トリプルH大会、ロボット教室などの イベントで会場を使用するため、ペーパークラフト展は お休みします。

 毎週月曜日は休館日 但し8/12(月祝)は営業します。

この作品展について 背景画と素材について
作品紹介コーナー 展示作品は約70点、その一部をピックアップして解説
作家紹介PV、作りました!会場でも上映中 
 チラシのPDF版はこちらからどうぞ
主催者 「ゴム動力舎」については、こちらからどうぞ。

■この作品展について

この作品展は、山形県米沢市在住のペーパークラフト作家、中村隆行氏の子どもの頃、主に昭和30年〜40年代の思い出や世相を基に制作したオリジナルの作品展です。学校、友達、ご近所さん。そして何気ない家族との日常を、暖かい視点と素晴らしいセンスで切り取っています。表情豊かなペーパークラフトの「住人たち」に、ぜひ会いに来て下さい。作品は全てケースに入っていますので、小さなお子様も触って壊す心配が無く安心です。イスも御用意しております。年配の方も休みながらゆっくりお過ごし頂けます。会場内の作品は全てカメラ撮影OKです。飲食は禁止です、ご了承下さい。

■動画上映中:画用紙を下書きも無く切り抜き、丸め、みるみるうちに愛らしい子どもになっていく過程は必見です。

■背景画と素材について

背景画: 福岡在住のイラストレーター・品原克幸氏によるものです。

素 材: 人形はもちろん画用紙で作っています。 紙の種類は主に「マーメード」「ラシャ」などです。
      中は空洞なので、とても軽いです。

その他の小物も、例えばギターの弦から自転車、バイクなど、ほとんど画用紙で作っています。
一部、強度の必要なところには紙を巻いた針金や、竹串、木材、陶器などを利用。
『小僧ゲ滝の思い出』の石は、本物の石を使用しています。
車両だけは市販のペーパークラフトを利用し、組み立て手を入れたものです。
接着剤は、タミヤのクラフトボンドを使用しています。ノズルが細く、細かい作業に適しています。
※タミヤ「クラフトボンド」はボビースクエアのショップで販売中

静岡展のために特別に制作したご当地作品「竹千代君とじゃんけんぽん」もお見逃し無く!

 

 

 作家紹介PV、作りました!会場でも上映中

 

 作家紹介PV、作りました!会場でも上映中

■作品紹介コーナー■

 

■作品名:『九つの春』  ゴム動力プラ子の作品解説

この女の子のぷっくりしたほっぺはすこし童顔のお父さん譲り、そっくりな親子です。 お父さんは、バイク乗りかな、こだわりのTシャツをきています。もしかしたらここまでバイクで来たのかもしれません。違うかもしれません。 女の子のピンクの靴、歩き方も愛らしく目を合わせ楽しそうです。

この作品、見落として欲しくないのは「手の繋ぎかた」なんです。 おい、行くぞとお父さんから手を繋ぎにいっているのではなく、娘の方からお父さんの手を繋ぎにいっている。お父さんの指を握っているんです。 その一点をみればこの子がどんなにお父さんが好きか伝わって来ますね。

実体験かと思いましたが、モデルにした親子がいるそうです。

私もこれまでいろんな方の作品を見てきましたが、どれだけ大切な見所を見落としたか、このような作者のこだわりをいつも気づけるわけではなく、申し訳なかったと、また改めて反省。やはり、ゆっくり見る、作者と話す、この2つは大切にしたいものです。

■作品名「明日から仕事かぁ」  ゴム動力プラ子の作品解説

車のなかを覗いてみると、遊び疲れた娘たちはぐっすり眠っています。明日から仕事のお父さん、お休みの日もお疲れでしょうが、「どうか安全運転で!」と願わずにはいられない作品です。


■作品名「デンジャラス爺さん」  ゴム動力プラ子の作品解説

これ、ギターの弦まで全て紙で作っているのに、その細かな作業がまったく見えないぐらい、ライブハウス特有の暗さを再現した展示をしています。見えないなんてもったいなくないですか?という私の問に、作者はにっこり笑って暗いほうがカッコイイと。確かにカッコイイ作品、

ローリングストーンズのキースリチャーズがモデルです。

■作品名:「スターダスト」  ゴム動力プラ子の作品解説

石段に腰掛け、この写真には写っていないけれど2段下に 座る男性の弾くギターに耳を傾けるきれいな女性。その距 離感からして、ギターの男性は彼氏ではないな、とまたまた勝手な想像を巡らせます。

私的にはセカオワのスターライトパレードが聞こえて来る 情景なのですが、作家のキャプ
ションには「シャボン玉ホ リデー」のエンディングを思い出す、とあります。改めて ネット検索したら、聞いたことのあるロマンチックなメロ ディーラインの曲でした。

星降る夜は更けノースリーブには少し肌寒い時間になって 、、、

泣きぼくろがある女性はモテるっていうし、黒のお洋服も お似合いのこの美人さん、なにを
(誰を?)思い、目を閉 じて、しかも少しだけ口角を上げているのでしょう。素敵 なドラマがありそうです。

■作品名「朝刊太郎の初恋」   ゴム動力プラ子の作品解説

「道端で摘んだマーガレットを新聞と一緒に手渡す事に成 功しました。頑張れ朝刊太郎くん。」

というキャプション の作品です。しかし私はこの少年にそんな勇気があるものかな、そんな気の利いたことなど10年早い、純情な彼は新聞を渡すだけで精一杯なのだと勝手に解釈しています。

どちらが正しいって、そりゃ作者に決まってます〜(笑)


■作品名:『型枠大工の名人』  ゴム動力プラ子の作品解説

最初に目があったときから、このおじさんが好きになってしまいました。

「俺に任しとけ!」

現場では若い子たちにも好かれてるんじゃないかな。おやっさんとか呼ばれて。 このおやっさんを目が合う角度でカメラに納めてから、中村作品と「目を合わせる」ことにはまりました。 実際の作品は小さいので、この写真を出口で見てからまた戻ってくれるお客様も。

来場されたらなるべくアップで写真を撮っていただきたいと思います。一人一人の表情が、ほんと生き生きしていますよ。

■作品名:『おかあちゃんの手は魔法の手』  ゴム動力プラ子の作品解説

私の母も手作りの人でしたから、学校の給食に使う布巾の 周りにキレイにレース編みで縁取りをしてくれたり、(昔 流行った)パイナップル編みのレースでピアノカバーを編 んでくれたり、カーディガンを編んでくれたり。

でもメカ 好きな私は、編み機とミシンに興味津々。特にミシンには はまり、よく母の横で眺めていたことを、この作品をみた 瞬間にタイムスリップしたかのように鮮明に思い出しまし た。こんな風な木枠の黒いミシンでした。茶色のベルトも 懐かしい。まさに魔法のように何でも作ってくれました。当時の母が、今や年下、驚愕です。

のぞき込む女の子の手と、そこに載せたほっぺがとても愛 らしく、おかあさんも
やさしくほほえみ、幸せでのどかな ひとときを感じさせます。


■作品名:『母ちゃん床屋』  ゴム動力プラ子の作品解説

なんとも言えない男の子の表情が魅力の作品です。大きなはさみが頭の上にあってジョリ、ジョリって音がして、むずむずしている男の子。早く遊びに行きたいし、動く訳にもいかないし・・・・・・それを、全身でそれを訴えているのに、写真では手元も足下も写っていませんね。しかもピントも甘く、申し訳ないのですが、紹介せずに居られない魅力のある作品なのです。お母さんはなんだか楽しそうですね。どうして?と言われそうですが、私的にはなぜか泣ける作品です。

 

■作品名:『北の国のラーメン屋』  ゴム動力プラ子の作品解説

暑いときになんですが・・・・・・
ストーブにラーメンと長袖です。

この写真をフェイスブックで偶然見つけて、なぬ!?と思 ったのが、きっかけです。そして、山形の米沢まで中村さ んに会いに行きました。作品を全部見せて頂き、大感激。 そして、お願いしました。「展示会をやらせてください! 」って。

暖かい手作り感があるのに、線がとても美しいと思いまし た。それに会話が聞こえて来そうな臨場感。ポーズも自然 です。例えばですけど、フィギュアのポーズを自分で加工 して変えると、どこが変なのか上手く指摘できないけど、 なんか不自然に見えてしまう、そういうことってよくある と感じていました。でも、中村さんの作品の中の人々の動 きは本当に自然。今にも動き出しそう。というか動いてい る人たちを写真に撮っているかのようです。だから変な引 っかかりがなく、すっと心に入ってくる、と、私は思うわ けです。




 

作品数は約70点、会場内の作品は写真撮影OKです。

撮影したり、語り合ったりしながら、どうぞごゆっくり

お過ごし下さい。




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