ゴム動力 プラ子の日記 〜 第177回 〜 |
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平成19年 5月31日(木) プラ子、不肖・宮嶋さんに会いに行く 余韻 の巻 ビリーが緊急来日するそうだ。 それに伴い、「ビリー直接指導のイベント」の参加のお誘いメールが事務局から届いた。 だめだ、ぜったい参加などできるわけもない。何しろ最後までもたないのだから。 トークショーもあるらしいけどね。仕方ない。 ちなみに、今朝知ったのだけれど、会員になった私は、つまりそれはビリーのブートキャンプ隊員になったそうで、ミクシィみたいにネット上に自分のページができていた。「友達」のリストに「ビリー」が登録されているところが笑える! 毎日の記録(体重とか)を残せるみたい。活用してみるべきか・・・?そのまえに、とにかく「ブートキャンプをちゃんとやりなさい」とつっこまれそうだ。(笑) さっそく、知人から「貸してくださ〜い」とお電話を頂いたが、 「ごめんね〜 まだ1巻目が終わらなくて・・・」 いつまで待たせることになるのだろうか。 ■■■ で、本題。 29日は午前中仕事をして、午後からゆっくり東京に向かった。 静岡駅で新幹線のドアがあくと、近所のお友達が降りてきて、すれ違うわずかな時間にお互い超早口近況報告をすませ乗車。心が躍る。 まずはホテルにチェックイン。気に入っている某老舗ホテルは、今風ではないけれど、安心感があり居心地がよい。いつも間近になると格安の宿泊プランが出るのだけれど、今回はそれよりもっとお得な「月末プラン」があった。部屋は選べないが、悪い部屋は無いので安心して申し込んでいた。 ところが、今回はチェックインの際にちょっと時間がかかった。 「お客様、本日は混み合っておりまして・・・」 「はぁ・・・」 (不安・・・) 「あの・・・広すぎるかもしれませんが・・・」 「はぁ・・・?」 部屋に入ってびっくり。ベッドがない!応接セットと、デスクがあるのみ。 そして、その部屋から続くガラスドアの向こうの部屋にはベッドが3台。 いわゆるジュニアスイートだ。 こういうラッキーなアップグレードは時々あるけど、今までで一番広い部屋だ〜♪ばんざ〜い♪ 荷物を置き、お化粧直しをして、いざ、新宿・初台のオペラシティーへ。 思ったよりずっと大きく立派な施設だった。 そして時間ぎりぎりに中に入ると、そこは意外にも空席が目立っていていたのだった。 なんで?なんで? トークが始まると、いつもは満員が当たり前のプロデューサーや司会者も、こうなったらむしろ「笑うしかない」という開き直りに徹していて、明るくネタにして会場の笑いを取っていた。こちらも少しホッとした。もちろん心中穏やかではないだろうけれど、それを隠さずにいるところは好感を持って、その会場に集まった「精鋭達?」に受け入れられたと思う。多くの観客もなぜ空席が?と、最初とまどったはずだけれど、これで不安が払拭されて会場の心が一つになったような、よい進行だった。 宮嶋さんは一人大汗をかきながら緊張気味にお話をしてくださった。飾り気がなくて著書で受けた印象通りの正直さが面白い。防弾チョッキを見せてくださったが、実際は着用するのは寒いとき、つまり、防寒チョッキになっているというくだりでは爆笑だった。しかも、20万円ぐらいするその防弾チョッキを車上荒らしに取られてしまったとか。なんともはや。 「僕らはタミヤのプラモデルで育っていますから」というやりとりに、私たち4人、思わず拍手をした。 楽しいトークが終わり、しばしの休憩のあと、いよいよ演奏が始まるわけだけど、私は宮嶋さんがどこに座られたかが、気になってしかたなかった。 一流の会場で、一流の指揮者とオーケストラによる、日本初のプログラム、しかも感動的な戦争映画音楽、それをこの人数で鑑賞できるの? 贅沢だ・・・ なんと贅沢なコンサートだろう・・・ プログラム ■戦争のはらわた (アーネスト・ゴールド) ■プラトーン (サミュエル・バーバー) ■バックドラフト (ハンス・ジマー) ■トラ・トラ・トラ (ジェリー・ゴールドスミス) ■パットン大戦車軍団 (ジェリー・ゴールドスミス) ■エアフォース・ワン (ジェリー・ゴールドスミス) ■アポロ13 (ジェームズ・ホーナー) ■沈黙の艦隊 (千住明) ■決断 (小関裕而) 休憩 ■皇帝のいない八月 (佐藤勝) ■硫黄島からの手紙 (カイル・イーストウッド マイケル・スティーブンス) ■鷲は舞いおりた (ラロ・シフリン) ■遠すぎた橋 (ジョン・アディスン) ■U・ボート (クラウス・ドルディンガー) ■プライベート・ライアン (ジョン・ウイリアムス) ■1941 (ジョン・ウイリアムス) すごいでしょ?行けば良かったと思うプログラムでしょ? しかも、演奏も音響もすばらしかったのです。 プラトーンの切ない場面が目に浮かび、バックドラフト(料理の鉄人の曲です)がこんなにかっこいい曲だったのかと鳥肌が立った。以後何度も鳥肌が立つ音を聴くことになる。 硫黄島からの手紙など、もぅトランペット最高。今回は特に、管楽器が好きな方にはたまらない曲が多いと思うけれど、アンコールではコンサートマスターのバイオリン独奏によるシンドラーのリストが、ものすごく切なく美しい音色で私は震えてしまった。 いつまでも聴いていたかった・・・。終わってしまってからは、余韻で放心状態。なかなか席を立てなかった まるでオーケストラを独占できたみたいな、チケット代以上の贅沢な時間を過ごせた。そういう気持ち、きっと会場の人ほとんどが持ったのではないだろうか。そうなると、これは、口コミで相当広がるはずだ。私だって次回もぜったい行きたいと思うし、皆をもっと誘いたいと思う。 で、放心状態から、「はっ!サイン会だ!」と席を立った頃には、もう宮嶋さんのサイン会には長蛇の列。しばらくは4人で待っていたけれど、あとの3人の方に申し訳ないので、「どこかでお茶でもしていて下さいな」、とお願いをして、私は、その後も並び続けた。 .................しかし、私の順番はなかなかこなかった。 それは宮嶋さんが一人一人に丁寧に対応しているから。もちろん、私は待ちますよ。だって、私にも丁寧に対応してくれるってことだし。著書を読んでいればいくらでも待てるし♪ 結局1時間半並ぶことになった。 その間にカエルメールが携帯に届き、待たせてしまった3人の方々は会場を出られた。 しまった! なんということだ! 後で聞いたら「よし、置き去りにしてしまえ!」 などと話をしながらお茶をしていたらしい。 当然だ。あまりにもわがままな私の行動、自覚していた。これはあとで謝り倒すしかあるまじろ。 でも、ど〜〜〜〜しても、宮嶋さんのサインがほしかった・・・。握手してもらいたかったんだよぉ・・・。 ぐすん つづく
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