ゴム動力 プラ子の日記  〜 第154回 〜

    

9月6日(水) 夏が終わったなぁ


夏休みっていったって、な〜んにも休んだ気がしなかったなぁ。

それでも、なんでも、季節は夏の終わりを迎え、天神の湯の帰り道、うすらなまあたたかく湯上がりには妙に気持ちの良い風に吹かれ、オフコースなどを聞きながらちょっと感傷的になったりする今日この頃。皆様、いかがお過ごしでしょうか。ほぼ1ヶ月ぶりのご無沙汰でございました。 すっかり涙もろくなりました。今朝などは、タツヒコさんは戦争から帰ってくるし(NHK朝ドラ)、紀子さまは無事にご出産、いちいち涙が出るのは季節のせいか、歳のせいか・・・。

主催のテレビ静岡さんに企画協力という形で準備を進めていた「ミニチュアびっくりワールド」は好評の内に閉会。約4週間の会期中沢山のご来場に感謝感謝でありました。

■山田卓司先生の作品は、元々のエスパルスドリームプラザの会場が古い学校仕立てだたこともあり、雰囲気がピッタリ。それぞれの小さな教室にはスポットライトの入ったしっかりした什器が備え付けられているので、ゆったり見られる。

    

■海洋堂さんコーナー担当(しかも一人)の私は、(勝手な解釈ではあるけれど)好きなものを好きな場所に好きなように並べて良い、という特権をフル活用。並べてるうちにどんどん欲しくなるフィギュアはもう市販されてないのが残念。それこそフリマで見付けたら買いたいぐらいだ。

あれはフィギュアをお借りする前、初夏の頃だった。「どれにします?」と海洋堂さんの本社で言われたときには心が躍った。ズラリと並んだフィギュアオールキャストの棚の中から、まるで「がっちり買いましょう」的に、じゃぁ、コレとコレと、これとぉ〜・・・と選び、その後ろを担当の方がメモしながら付いてきてくれる。その中から版権関係の難しいものを抜かして、ご用意頂いた。こんな楽しいお仕事ってあるだろうか、と思ったものだ。(もちろん選択するにあたり主催のテレビ静岡さんの意向を考慮して、ではあるが)

もちろん脈略なく並べるわけにはいかない。無い知恵を絞り、海洋堂さんに手伝って頂き教えて頂きながらなんとか会場を楽しげに構成できたと思う。日本の天然記念物の本を壁に50冊並べた。キレイだった。最初、本を支える木枠の寸法が途中から違っていて、本が入らず作業中断、冷や汗をかいたり、全部同じ厚みだと信じていたら、箱の底から分厚いものが6冊ぐらい出てきて焦った〜!


ただ、もっともっとウンチクというか、説明を加え、元々興味の無かったひとにも分かるような準備をするべきだったと、あとで反省をした。やはり「好評でした、ありがとう!」だけでは終われないものだ。

  ←モリナガさんの原画に見入る人
        海洋堂の新宅様、上田様、平野様には本当にお世話になりました。        この男性、凄くニコニコしながらずっと               
                                                       見ていらっしゃいました。

                                                 
その笑顔を見てると嬉しくてさ〜 笑顔は連鎖するのだ。


通称女の子コーナー。(個人的にお気に入りの)ムーミンシリーズやみなしごハッチを大人から見やすい場所に。
全部揃えたいこのシリーズ。この棚の前は座り込む人が多かった。什器の高さの関係で、じっくり見るためにはそうするしかなく
 申し訳なかったのです・・・。なるべく見やすいように前に出したり、高低差を付けたりしてみたのですが・・・

また今回凄く役に立ったのが、「ミノルキューブ」  (100個買いました。)
これがまた良くできたアクリルケースで、本来は「絶対に開けて貰えるダイレクトメール用」なんだけど、
中にフィギュアを入れたり、2分割して台として使ったりと、本当に手軽に使える優れもの。
ツヤもありムラが無く、100均のアクリルとは大違い。指紋が付きにくいのも、使いやすい要素だ・・・ 
ドリルで穴をあけて壁にネジ止めしても割れなかったよ。プラコ絶賛の逸品ざます。
だれか、ミノルキューブでダイレクトメール下さい。(笑)




会期中は時々顔を出したりしたが、基本的には主催者ではないので、見回り程度。お客さんの反応などを観察したり、壊れたりしてないかとか。

■そして、あっという間の4週間が終わり撤収の日.

アルバイトの静大生の男の子に「おねえさん、次は何をしましょうか?」と言われ、一瞬返事に詰まる。返事していのだろうか?おねえさんだなんて。どっきりかめらかしらん。 おかげで機嫌良くシャキシャキ働いた。わっはっは

貴重な一点モノその一。棚の中から谷明さんが実際に作ったワールドタンクの貴重な原型を手に取り、目を凝らして眺めた。緻密だ・・・凄すぎる・・・天才的だ。お客さんもこれぐらいの距離で眺めたかっただろう、と思った。 松村しのぶさんのレッドドラゴンは重かった。包む前に、もう一度ドラゴンの恐ろしい形相とにらめっこ。どうしてこんな怖い顔を作れるのだろう。爪が手に食い込んだ。それに鱗が痛い。うぅ、触っちゃったよん♪・・・などと浮かれてないで大事に扱わなければ。

お借りしたモリナガさんの原画は無事に昨日東京まで持参してお返しできた。ホッとしたよ・・・。

何よりも1点物は気を遣う。あたりまえだのクラッカーなのだけれど、盗難や汚れ、破損などがあっては大変だ。取り返しが付かない。展示にもウッカリモノだが心配性の私なりに細心の注意を払った。部品をチョイ加工して、額縁を壁にネジ止め出来るようにしたり、高さをお子様の手の届かない位置にしたり。そのネジ止め方法を思いつくまでは誰かが持って帰っちゃったらどうしようとか考えると心配で心配で。無事に思った通りの部品加工ができて、すご〜くホッとしたっけ。

昨日はその帰り道、東京駅構内の賑わう書店で、そのモリナガ・ヨウさんの新刊「東京右往左往」が凄く目立つ所に置いてあるのを発見!一人で大いに盛り上がり、こっそり証拠写真を撮った。ゲド戦記と同じ正面の棚だ!すごい! 

    

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このイベント中から、次のフリマと、そのまた次に開催するクラフトアベニューの準備をしている。やることいっぱい、そんな8月だった。ほかにもいろいろあったのだけれど、取り敢えず今日は時間切れだ。また続き書きます。

今夜はこれから嬉しいミニパーティがあるの。第1回クラフトアベニューのときの出展者様同士が、その後仲良しになって、一緒に展示会をするとのこと。センスのよい手作り布小物の展示と販売。そのオープニングパーティに呼んで頂いたのだ。人の輪が広がっていたのだねぇ。そう思うと主催者としては嬉しいなぁ。お近くの方は11日までやってますのでぜひ覗いて見て下さい。


「くらしまわりの布日記」
Patchwark・Daisy & Atelier MARUMIRU

2006.9.6-9.11
 9:30〜18:00
池田の森 BAKERY CAFE にて

〒422-8005 静岡市駿河区池田1265
054-262-5580 火曜日定休

では、お花を持って行ってきます!








8「ボクも行く!」

P「よし、じゃ、急げ、ポッケに飛び込め!」

8「シュワッチ!!!  あ”〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!いてぇ」

∞「ポケットないじゃん・・・ あ、もう居ないし」

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