ゴム動力 プラ子の日記 〜 第150回 〜
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7月6日(木) 模型濃度の高い週末 昨日の明け方に目覚まし掛けてシャキンと起きだし、サッカー(ドイツVSイタリア)を見て、1号を送り出し、その足で事務所に。早朝出勤だ。その日の仕事の準備をして一旦自宅に戻ろうと雨に濡れた階段を降りる途中、ぼーっとしていて、やってしまったよ、久々のスッテンコロリン。 必死で態勢を保ち、結果どこも体は傷つかなかったけれど、かばったせいであちこちが痛い。特に右の弁慶の泣き所。時間とともにそれは酷くなり、結局休むことに。読みかけの本を片手に静かに過ごした。「沈まぬ太陽」はあと最終巻を残すのみだ。 夕方になり、1号から電話が入った。 「おかあさん、転んで怪我した。迎えに来て。」 駅まで行くと彼は足を引きづっていた。ぼーっと歩いていて、フタの無いことに気づかず側溝でコケたそうで・・・なんともはや。右の弁慶の泣き所に大きなキズ。痛そうだ・・・ 親子だから似るのだろうか。同じ日に、同じところを、ぼーっとしていて痛めるとは。真面目に考えれば、これは似たような骨格のための歩く癖のせいなんじゃないかと、言い訳してみたりして。たははは・・・ 8「いや、その、ぼーっとしてるところが・・・えーっと・・・・・・」 ■■■ 先々週は東京・吉祥寺のアトリエで行われた、大好きな宗形有理さんの「ドールハウス新作展」をじっくり見せて頂き、しばし12分の1の世界の住人に。私は自分のアトリエを作り、子供の頃からの夢、ドールハウスに挑戦してみよう、と誓いを新たにした。サントツくんもまだ完成してないのに・・・。それはまた別の話で。
そう、その作りかけのサントツくんだけれど、最初に作ったほうのキャタピラが大失敗。作り直そうと、また買ってそのままだ。 で、吉祥寺を出た後、次回フリマの会場、浜松町の都立産業貿易センターに行き、周辺の有料駐車場の調査をして実際にテクテク歩いてみた。なんとか安いところを見付けて、出展者様の負担を軽くしたいものだ。東京は駐車料金が高いねぇ〜〜〜。1日最大3000円がいいところかなぁ。
ここは広いし良いのだけど、ちと遠い。高さ制限有り。 少し日が傾いた中、歩きながら近くの川をみると屋形船が昼寝していた。水と緑と船。なんだかキレイな景色だ。他にも2件ほど回るところがあり、この日は大汗をかいた。ダイエット的にも良い日だった。 ■■■ 先週末は大阪でお仕事。(真面目な打ち合わせだよ。) そして翌日はオフ。 気づくといつもこのメンバーで新幹線に乗っているという不思議な友人たちと誘い合わせて海洋堂さんの本物の88を見せて頂いた。実は私は初めてではないのだ。 そうそう、みなさん、気づいてくれたかな?アーマーモデリング6月号の4頁に、私が載っていたの!88ミリ砲が海洋堂さんに届いた日の盛り上がりをモリナガ先生が見開きでイラストにしてくださって、私も登場♪うれひぃ〜 あれはサクラ満開の頃だった。そして今は梅雨。その間に、あの日、88の動かなかった部分がいくつか動くようになっていて、いじくり回して盛り上がり、あの日はまだ気づいていなかった「ドイツ人らしい細かな工夫のあと」のいくつかをまた説明してもらった。
巨大な兵器、しかも実物を前に、思わず「おぉ〜 凄いぃ!!」 ほんと何度見ても凄い。 全体像も、細かな造作も凄い。実際、兵器というのは知恵や工夫を詰め込んでその上無駄がなく、丈夫で頼りがいがある、なのに目立たとうとしない控えめなヤツだ。でもその任務は・・・・・。そういう、立派な体に生まれ、悲しい運命を背負ったヤツなのだなぁ・・・。 こういうことを思うと、思い出すのが、タミヤニュースの鳥山あきらさんの記事。(まだ20回目のこの日記、ミニタリーだなんていってる。ミリタリーじゃんね〜 ジョーシキです!) タミヤニュースといえば、第2号の「小売店訪問」コーナーに海洋堂さんの子供模型教室の様子が写真入りで掲載されていることは以前もこの日記で書いたことがある。少年時代の宮脇センム(宮脇社長様の別名)も写っている(見てすぐ分かる!)その写真は海洋堂の軌跡展でもご覧になった方が居られるだろう。 今ちょうどマニアの方にお借りしている古いタミヤニュースが手元にあるのでめくってみると・・・ 「遊び場を奪われつつある現代っ子の為の夢をはぐくむセンター作りを目標に・・・」 って1967年のコメント!? う〜〜 先を見てるなぁ・・・ 「子供を本当に愛し模型を通して教育の一端を担ってやろうと思われる方があればいつでも協力は惜しみません。」 ・・・というご主人(現館長)の言葉は今でも有効だと、勝手に解釈して納得する私である。
ジョーシキだそうですね・・・すみません。 覚えました。忘れるかもだけど・・・。 話を戻して、88ミリ砲および海洋堂内見学ツアーの後。 時代に取り残されたようなプラモ屋さんを見付けた。 まるで私のおばあちゃんがやっていたプラモ屋みたいだ・・・。昔ながらの木枠のガラス引き戸をガラガラ開けると、床から天井までプラモの箱。笑顔が素敵な店主のおじいさんがプラモの箱に埋もれている。痩せてる人が蟹歩きしてやっと通れる通路、なんか面白いものが有りそうで、ちょっと暗く、妙に居心地のよい空間だった。場所は秘密だよ。たぶん、幻だったかもしれないから。(?)
「模型のかんすけ」さんにも寄り、模型濃度の高い週末だったな〜。 帰りの新幹線は、降りる駅がバラバラのメンバーのために、携帯からエクスプレス予約の座席ピンポイント指定で奮闘、並んで座れるよう席を取った。(でないと、ビールを分けて貰えないじゃないか、一口もらおうと紙コップまで買ったんだ) 便利になったものだなぁ。 一見親切なようだが、実はみんなの分のポイントが付いて私はホクホクである。(ポイントが貯まるとグリーン車に乗れるからね) あ、もう足が痛くないぞ。うっしっし |
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